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SDGs実現に向けた、スポーツを通じて誰もが元気に健幸するまちづくり

関連するSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • 働きがいも経済成長も
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさを守ろう

概要

このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
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地域再生計画の目標

【高齢者などの活躍及び平均寿命と健康寿命の乖離】

人生100年時代の到来とともに、高齢者も社会を支える側としての活躍が期待される中、平成27年国勢調査による本市の年齢別の就業率は、60歳から64歳は65.4%であるが、65歳以上では25.7%と著しく低下する。また、平成30年版内閣府の高齢者白書によると、現在仕事をしている60歳以上の約8割に及ぶ人が、約70歳までもしくはそれ以上働きたいと回答している。これらの結果から、現代の高齢者は高い就労意欲を持っていることが確認でき、その意欲を支える資本として健康は重要となることから、高齢者などを始め多様な人々が長く働けるように、健康増進に資する運動を習慣化する環境づくりが課題である。本市の平均寿命は男女ともに80歳を超え、今後も延伸が見込まれる一方で、県内では平均寿命と健康寿命に約10歳以上の乖離がみられる。健康寿命が短い原因として、市民の主要死因に着目すると、心臓や脳血管に関する疾患があげられ、メタボリックシンドロームなどによりその罹患のリスクが高まることからも、食生活や運動習慣などを要因とする生活習慣病の予防が求められる。

【運動無関心層へのアプローチ】

本市のスポーツに関する状況を見ると、「普段スポーツ(運動)を全くしない人」の割合が約6割(平成29年調査)に及ぶなど運動無関心層が多く、その理由として、男女ともに「時間がない」という回答が最多であることから、時間がない中でも気軽にスポーツのできる環境づくりが課題である。また、今後やってみたいスポーツとして、「ウオーキング」が上位になるなど、誰でも気軽にできるスポーツが関心を集めていることから、スポーツを特別なものではなく広義に捉え、身近なところからスポーツをはじめる意識付けや環境づくりも課題である。あわせて、全国体力テスト(2019年12月公表)においても、客観的データに基づく、子どもたちの体力低下が全国的傾向として示唆されており、本市においても同様の傾向が想定される。進行しつつある運動離れとともに、次代を担う子どもたちが、将来的な運動無関心層へとつながることも危惧されるため、潜在的な運動無関心層予備群を増やさないよう、学校のみならず、地域をフィールドとした、気軽に身体を動かす機会を創出をすることも必要である。

【現状】

上記のような背景から、人生100年時代の土台となる心身の健康づくりが求められる中、サッカーのFC岐阜やバスケットボールのスゥープスなど市内を拠点とするプロスポーツチーム等が複数存在するだけでなく、適度なウオーキングの場となる起伏に富んだ金華山などが中心市街地の近傍に位置したり、さらには規模の大小を問わず約400に及ぶ公園が市内各地域に点在するなど、スポーツに関する地域資源を数多く有している。

【課題】

今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを皮切りとして、2021年に関西地方で開催されるワールドマスターズゲームス(生涯スポーツの世界大会)などが開催され、スポーツに対する歴史的な機運が高まりゴールデンスポーツイヤーズを迎える中で、これらを好機と捉え、レガシーの継承を図ることが重要である。一方で、本市におけるスポーツを取り巻く状況を見ると、前述のとおり運動無関心層が多く、スポーツに関する地域資源が必ずしも生かされていないのが現状である。健康は目には見えず、物質的な価値とは対極にあるものの、持続可能な都市づくりの重要な要素であり、その増進に向けたアプローチのひとつとして、スポーツの振興は有効な手段である。また、人生100年時代に生涯を通じて誰もが活躍できるよう、健康寿命の延伸との両輪として高齢者の活躍の場づくりが求められている。

【ゴール】

本市として、持続可能な都市づくりの実現に向け、2020年度でのSDGs未来都市の選定を目指す中で、スポーツは、身体を動かすことを習慣化することで、人生100年時代の生きがいにつながる心身の健康づくりに寄与するとともに、年齢や性別を問わず多様な人々の意欲的な活躍を可能とし、仕事へのモチベーションの高まりに伴う生産性の向上にも寄与することができる。これは、主にSDGsの目標3

「保健」の達成と、健康増進を起点とした企業等の健康経営による企業価値の向上に伴う目標8「経済成長・雇用」の達成に資するもので、都市の持続性を高める上での重要な要素といえる。

そこで、オリンピックイヤーである2020年度を好機と捉え、スポーツの裾野を広げながら、さらなる振興を図るため、スポーツに係る取組を有機的につなげることで、スポーツを切り口としたまちづくりを進め、無形のレガシーの継承を図る。具体的には、スポーツイベントにおける体験を通じて、スポーツの良さに自ら「気づき」、スポーツを特別なものではなく弾力的に捉えながら、身近なところか

らスポーツを「はじめ」、スポーツによる成果を見える化し実感することでスポーツを「続け」られる環境を整えながら、スポーツを通じた「交わり」を促進する取組を進めていくことで、副次的に交流人口の拡大による多様な人々どうしのつながりを育み、さらなる心身の健康につなげるといった、本市独自のサイクルの構築を図るものである。

オリンピックなどのレガシーを活用した取組を通じて、常に身近にスポーツを存在させ、運動無関心層へのアプローチを図り、生活習慣病の予防にも資する運動を習慣化してもらうことにより、生涯を通じた健康的な生活を実現する健康寿命の延伸につなげる。スポーツの力を活用して、人生100年時代において、誰もが生涯を通じて、健康を資本に現役として活躍できる社会の実現を目指す。

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